タイで医療の心配は無用です。在住者が教える「病院・クリニック」活用術
海外移住において、最も切実で、そして後回しにしがちなテーマ。
今回は「医療」についてのお話です。
「もし、移住先で倒れたら?」
「言葉が通じなくて、たらい回しにされたらどうしよう……」
実は僕も、15年前にタイに来た当初は、日本から大量の風邪薬や胃薬を持ち込んでいました。「現地の病院に行くのは怖い」と本気で思っていたからです。
でも、結論から言いましょう。
ここバンコクの医療、特に僕たち外国人が利用する私立病院に限って言えば、「日本よりも快適で、サービスの質が高い」と言っても過言ではありません。
それもそのはず、タイの大手私立病院グループはタイ証券取引所に上場する大企業であり、東南アジア最大級の医療コングロマリットを形成しています。タイでは医療がビジネスとして確立されているのです。
今回は、そんなバンコクの驚きの医療事情について、僕の実体験を交えてシェアします。
病院に入ったらピアノ生演奏? 「私立病院」の衝撃

まず、皆さんがイメージする「病院」の概念を捨ててください。
僕が初めて、スクンビットにある「サミティベート病院」や、世界的に有名な「バムルンラード病院」に足を踏み入れた時の衝撃は忘れられません。
ロビーに入った瞬間、そこはまるで高級ホテル。
あの独特な消毒液の匂いはせず、代わりにアロマの良い香りと、併設されているスターバックスのコーヒーの香りが漂っています。受付にはコンシェルジュがいて、待合室には革張りのふかふかソファ。グランドピアノの生演奏をしている病院さえあります。
そして何より違うのが、「患者の扱い」です。
日本の病院のような「先生と患者(強者と弱者)」という空気感は皆無。ここでは患者は「VIPのお客様(クライアント)」として扱われます。
待ち時間は短く、看護師さんも笑顔。検査機器も世界最新鋭のものが揃っており、日本の地方都市の病院よりも遥かに設備が整っています。
僕が一度、体調を崩して点滴を受けたときも、通されたのは個室のリカバリールーム。ふかふかのリクライニングチェアで、持参した本を読みながら優雅に過ごしました。「あれ? 僕、病気で来たんだよね?」と錯覚するほどでした。
言葉の壁は存在しない。「日本人専用棟」という聖域

「設備が良くても、英語やタイ語で病状を説明できるか不安……」
その心配も、バンコクでは無用です。
例えば、多くの日本人が利用するサミティベート病院には、なんと「日本人専用の医療センター」があります。
専用の受付カウンターがあり、日本語だけで手続きが完了。問診票ももちろん日本語です。
医師も、日本の医学部を卒業したタイ人ドクターや、日本人医師が在籍していることも珍しくありません。
僕が一番感動したのは、医師が「時間をかけて話を聞いてくれる」こと。
日本の病院だと「3時間待ちの3分診療」なんてこともザラですが、ここではじっくりと問診し、こちらの不安に寄り添ってくれます。通訳さんは専門用語も的確に訳してくれます。
この安心感も、多くの駐在員や移住者がバンコクを離れられない理由の一つかもしれません。
風邪なら「コンビニ感覚」の日系クリニックへ

「ちょっと喉が痛いけど、大病院に行くほどじゃない」
「なんとなくお腹の調子が悪い」
そんな時に重宝するのが、スクンビットエリアに点在する「日系クリニック」です。
プロンポンやトンローといった日本人が多く住むエリアには、「ブレズクリニック」や「DYMクリニック」など、日本人が経営するクリニックがいくつもあります。
ここはまさに、日本の「町医者」と同じ感覚。
予約なしでふらっと立ち寄れて、日本人スタッフや日本語通訳の介助のもと、スムーズに診察を受けられます。処方される薬も日本で馴染みのあるものに近いので安心です。
そして、最近のトレンドとしてぜひ押さえておきたいのが、「ことびあクリニック」などの新しいスタイルのクリニックです。特に今、在住者の間で人気が高まっているのが「オンライン診療」。
体調が悪い時に、渋滞の中を移動して病院に行くのは辛いですよね?
そんな時、自宅のベッドにいながらスマホで医師の診察を受けられるんです。しかも、処方された薬はバイク便(Grabなど)ですぐに自宅まで届けてくれます。
「熱があるから動きたくない」
「待合室で他の患者から風邪をもらいたくない」
そんなニーズに完璧に応えてくれるこのシステム。一度使うと、その便利さに感動します。
驚きの「薬局」事情。処方箋なしで買える薬

「ちょっと喉が痛いけど、大病院に行くほどじゃない」
「なんとなくお腹の調子が悪い」
そんな時に重宝するのが、スクンビットエリアに点在する「日系クリニック」です。
プロンポンやトンローといった日本人が多く住むエリアには、「ブレズクリニック」や「DYMクリニック」など、日本人が経営するクリニックがいくつもあります。
ここはまさに、日本の「町医者」と同じ感覚。
予約なしでふらっと立ち寄れて、日本人スタッフや日本語通訳の介助のもと、スムーズに診察を受けられます。処方される薬も日本で馴染みのあるものに近いので安心です。
そして、最近のトレンドとしてぜひ押さえておきたいのが、「ことびあクリニック」などの新しいスタイルのクリニックです。特に今、在住者の間で人気が高まっているのが「オンライン診療」。
体調が悪い時に、渋滞の中を移動して病院に行くのは辛いですよね?
そんな時、自宅のベッドにいながらスマホで医師の診察を受けられるんです。しかも、処方された薬はバイク便(Grabなど)ですぐに自宅まで届けてくれます。
「熱があるから動きたくない」
「待合室で他の患者から風邪をもらいたくない」
そんなニーズに完璧に応えてくれるこのシステム。一度使うと、その便利さに感動します。
唯一のデメリット。それは「医療費」

ここまで良いこと尽くしのようにお話ししましたが、唯一にして最大のデメリットがあります。
それは、「医療費が高い」ことです。
ホテルのようなサービスと最新の医療機器。当然、それに見合った対価が必要です。
ちょっとした風邪で僕立病院を受診しても数千円〜1万円、入院や手術となれば数十万〜数百万円が請求されることも珍しくありません。タイの私立病院は、日本の「3割負担」の世界とは別物です。
だからこそ、「医療保険」は必須です。
クレジットカード付帯の保険だけでは、心許ないのが正直なところ(上限額が低いことが多いので)。
タイの民間医療保険や、日本の海外旅行保険、駐在員保険など、しっかりとしたカバレッジを持つ保険に入っておくこと。これが、バンコクで「貴族のような医療」を享受するための唯一の条件です。
まとめ
バンコクでの医療体験は、単なる「治療」を超えた「ホスピタリティ体験」です。
「何かあっても、日本以上のケアが受けられる」。
この確信があるからこそ、僕たちは安心してタイライフを楽しめるのです。
健康はお金で買えませんが、安心はお金で買えます。
しっかり保険に入って、バンコクの世界トップレベルの医療を使い倒してください。










