知らないと怖い!タイで絶対やってはいけないルールとタブー

タイは親日国で、日本人にはとても過ごしやすい国。食事もおいしく、人も温かい。だからこそ、毎年多くの日本人が訪れますし、移住を選ぶ人も増えています。
でも「知らなかった」では済まされない法律やルールが、いくつか存在します。もちろん日本人だからといって見逃してもらえるわけではなく、実際に逮捕・罰金・強制送還になった事例は少なくありません。悪意がなくても、知識がないだけで大きなトラブルに発展することがあるのがタイという国です。
今回は日本人がうっかりやってしまいがちなルールとタブーをまとめました。移住・旅行前にぜひ一度確認しておいてください。
電子タバコ(VAPE・加熱式タバコ)は所持するだけで違法

これは日本人がやってしまいがちな違法行為のトップクラスです。タイでは、VAPEはもちろん、IQOSやプルームテックなどの加熱式タバコも含む、すべての電子タバコが違法です。所持・使用・輸入のいずれも禁止されており、罰則は最高で懲役10年または50万バーツ(約250万円)の罰金という非常に重いものです。
「ちょっと使うだけ」「バッグの中に入れてあるだけ」という状況でも対象になります。スワンナプーム空港でも没収・逮捕事例が報告されており、2026年現在も取り締まりは強化されています。日本から持ち込むのは絶対にやめてください。

僕が移住した15年前は、タクシー乗車時に検問に遭っても、日本人だというと、何も検査されずスルーされることがほとんどでしたが、今では日本人は電子タバコを所持している人が多いと知っているので、入念に所持品を検査されます。場合によっては靴下の中まで確認されることも。
ここで電子タバコの所持が見つかれば、警察署に連行され、留置所に入れられることもあります。
日本人は、「電子タバコくらいでそんな大げさな」と思う人が多いと思いますが、タイに限らず、シンガポール、ベトナム、ラオス、台湾でも電子タバコは違法。電子タバコ愛好家の方は、くれぐれもご注意下さい。
王室への不敬行為は「不敬罪」として実刑になることも

タイには不敬罪(刑法112条)という法律があり、国王・王妃・王族を批判・侮辱・脅迫する行為は、3年以上15年以下の禁錮刑の対象になります。
怖いのは、その適用範囲の広さです。SNSへの投稿やシェア、冗談半分のコメントも対象になります。外国人にも容赦なく適用され、実際にブログで王室批判をして強制送還になった日本人の事例もあります。「冗談のつもりだった」「知らなかった」は一切通用しません。
タイ滞在中は、王室に関する話題にはとにかく慎重に。批判的な発言はもちろん、SNSで軽い気持ちでシェアする行為も控えた方が無難です。タイで最も気をつけるべき法律のひとつです。
路上へのゴミのポイ捨ては罰金対象

タイではゴミのポイ捨て(タバコのポイ捨て含む)に最大2,000バーツ(約10,000円)の罰金が科せられます。観光客が多いエリアでは実際に取り締まりが行われることもあります。
特にスクンビット通りのアソーク〜ナナ間では、頻繁に取り締まりが行われています。うっかりポイ捨てしてしまわないよう気をつけて下さい。
喫煙ルールは日本より厳しい。場所を間違えると即罰金

東南アジアの国というとタバコには寛容なイメージがあるかもしれませんが、タイは日本以上に喫煙には厳しいお国柄です。喫煙できる場所は非常に限られています。
原則として室内は禁煙なので、飲食店はテラス席以外で喫煙はできません。テラス席でも禁煙のお店も多いです。
禁煙場所での喫煙は最大5,000バーツ(約2.5万円)の罰金が科せられます。
ビーチでの喫煙は罰則がさらに重く、最大10万バーツ(約40万円)または禁錮1年という非常に厳しい罰則が設けられています。バンコク市内でも公共の場での喫煙は基本的に禁止で、喫煙所を見つけるのに苦労するほど数が少ないのが現状です。
ドローンの無許可使用に注意

旅行中の思い出を空撮で残したいという方もいると思いますが、タイでのドローン使用は非常に慎重に扱う必要があります。
在タイ日本大使館からの注意喚起によると、2025年7月よりタイ国内全土でドローンの使用が原則禁止になる見通しが示されています。観光目的の写真・動画撮影であっても違反対象になりうるため、ドローンを持参する予定がある方は、出発前に必ず最新情報を確認してください。
パスポートは常に携帯する

タイでは、外国人はパスポートを常時携帯することが法律上の義務です。「ホテルの部屋に置いてきた」「コピーを持っている」では不十分という見解が一般的で、警察に求められたときに本物を提示できない場合、罰金や一時拘留のリスクがあります。
「なくすのが怖い」という気持ちはよくわかりますが、ホテルの金庫に入れっぱなしにするのは避けた方が無難です。外出時は持ち歩くようにしたほうがいいでしょう。
仏教など宗教には敬意をもって接する

タイは仏教国であり、仏像や寺院への敬意は非常に大切にされています。観光のつもりで軽い気持ちで行動すると、思わぬトラブルになることがあります。
寺院での写真撮影は要注意。仏像に背を向けてのポーズや、不謹慎な行為を撮影した投稿で外国人が逮捕された事例も実際にあります。観光スポットとしての寺院でも、場所への敬意を忘れずに行動してください。もちろん仏教寺院以外の教会やモスクでも同様です。
服装についても注意が必要です。肌の露出が多い服装での寺院入場は禁止されているところがほとんどです。入口でスカーフや布を貸してくれる寺院も多いので、活用しましょう。
ドリアンの持ち込みは施設のルールに従う

これは法律ではなく、ホテルや公共交通機関の独自ルールです。BTSやMRTなどの公共交通機関、そしてほとんどのホテルでドリアンとマンゴスチン(紫色の果汁がベッドシーツに付着することを避けるため)の持ち込みは禁止されています。違反した場合は退去や罰金を求められることがあります。
ドリアンを1つ買うと、一度では食べ切れないくらいの量になることも多いです。食べきれないからホテルに持ち帰ろうと思っても、電車やタクシーは持ち込み不可。歩いて帰るか、バイクタクシーで帰るかという選択を迫られることになります。ドリアンを買うときは、そのことも念頭に置くといいでしょう。
まとめ
タイは自由で楽しく、居心地のいい国です。ただ、日本の感覚のまま行動すると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。特に電子タバコやアルコール、不敬罪には十分に注意してください。
ルールを知って守るだけで、タイ滞在はぐっと快適になります。楽しいタイ旅行・タイ生活のために、ぜひこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。













